自分でアセンブルしたグローブボックスのことは決して忘れない。
武藤 武司
本社:製造部 組立検査課
2019年入社
営業職からものづくりの最前線へ
武藤武司は、印刷会社の営業職からUNICOへと転職した。製造業界の現場で働いていた時期もあった。営業、製造それぞれの立場や面白さを経験した武藤は、自分には「ものづくり」が性に合っていると考えたのだ。
正確無比な組立がグローブボックスの性能と美しさを左右する
2019年11月の入社と同時に製造部組立検査課に配属され、グローブボックスの組立業務に携わってきた。
グローブボックスの組立は決して容易ではない。図面の通り、配線用の継手をねじ込む作業、チューブベンダーを用いてステンレスを曲げていく作業などは、特に難易度の高い作業だ。前者はグローブボックスの気密性に影響を及ぼし、後者は美しいUNICOデザインの特徴である直角の曲げの見せ場となる。また、髪の毛一本でもグローブボックスの漏れにつながる、極めて繊細な作業でもある。
「まず、これらの工程を一つ一つマスターしなければなりません。それぞれの工程がグローブボックスの品質を決める重要な作業だから、神経を研ぎ澄まして臨んだ」
組立のノウハウを吸収する日々
一連の組立作業に向き合って3年目を迎えた2021年12月、武藤は全ての工程を滞りなく独力で完成できるようになった。曲げに用いるチューブベンダーをはじめとする数々の工具も徐々に馴染んできた。やればやるほど、組立作業はノウハウの宝庫であり、自らにその技術が備わっていくことが、純粋に喜びとなっていった。
「一つ上のステージに上がることができたと思えた。どこにでも自信を持ってマシンを出せるという誇りを持って、仕事ができるようになった」
実際、納品時に同行した際「かっこいいね」「きれいだね」とお客様から直接言われることが増えてきた。
より使いやすい工夫を提案したい
それとともに、日々、組立作業に携わる中から、「より使いやすくする為にはどうすれば良いか」に着目し、グローブボックスのバージョンアップ提案をしたいという目標も生まれた。ネクストステージに向かうために、今はより、技術に磨きをかけるべくひたすら目の前の作業に集中する日々を送る。
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08:30
朝礼・スケジュール確認・作業エリアの清掃
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09:00
組立て部品ピッキング
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09:30
グローブボックスの組立(シールテープ巻き・グローブボックス本体へ部品のねじ込み)
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11:00
グローブボックス部品の組立(配管製作・組付)
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12:00~
13:00お昼休憩
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13:00
グローブボックス部品の組立(LEDBOX製作・配線取付)
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15:00
グローブボックスの検査(スニファー検査)
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16:00~
16:30休憩
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16:30
グローブボックスの検査(バキューム検査)
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17:45
作業スペースの清掃・書類作成
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18:00
退勤
※業務スケジュールは一例となります。
一人カラオケで思う存分リフレッシュ
仕事について静かに語る武藤にとって休日の楽しみの一つが、「一人カラオケ」だ。月に2〜3度、一回につき5時間ほどひたすら熱唱する。レパートリーは幅広いが、最近は80年代、90年代の歌も得意とする。「最高のリフレッシュになる。翌週はまた仕事に集中できる」。
週末に全て振り切ったら、翌週は神経を研ぎ澄まして繊細な作業に集中する。